昔道徳の教科書で読んだ「血清リレー」の話は実話じゃなかった

外国の海で船乗りたちが病気で倒れる。船長がアマチュア無線で助けを求めるとアフリカの青年が受信。その後あちこちの国を経由して無事に病気を治す薬が飛行機から投下される、という話をふと思い出した。小学校の道徳の教科書で読んだはず。あの話もっぺん読んでみたいなー、詳しいこと知りたいなーとぐぐってみたら。

フランスで製作された映画でした。

ハムと映画(映画編) アマチュア無線映画

タイトルは「空と海の間に」

・ストーリー
ノルウェーから北氷洋上に出漁した一艘の漁船。乗組員は12名。その船内で乗組員に奇病が発症した。またたく間に乗組員が次々と病気に倒れていった。一人アラビア人の機関助手モハメッドだけが発病しなかったので仲間に疑いの目でみられてしまう。
船長が船舶無線で救助を要請するが、無線機が故障している。アマチュア無線家でもあった船長は積み込んでいたアマチュア無線機で救助を呼びかけた。その非常通信をキャッチしたのは遥か数千キロ離れたアフリカ・トーゴの土人部落のビギナーハムだった。彼が必死で受信内容を周囲に連絡した結果、病気はハムが原因の特殊な食中毒だと判明する。回教徒であるモハメッドだけが宗教上の理由でハムを食べなかったから病気にならなかったのだ。
翌朝8時迄に血清を打たなければ全員助からない。しかし、その血清はパリの研究所にしか存在しない。しかも最短の陸地まで戻るには2日間かかる・・。
ハム仲間の非常通信から各国が協力して国境を越えた血清の大輸送作戦が開始される。はたして血清は間に合うのか・・・           

 ビデオ化、DVD化はされていないようです。